家づくりブログ

 20250217

世界の埋葬文化を知る楽しさとその未来

先日、とても面白い新聞記事を見つけました。
「死と向き合う人々」というタイトルで、各国の埋葬方法の多様性や最新のトレンドについてまとめられていました。
読み進めるうちに、日本でほぼ当たり前となっている火葬文化と他国の多様な埋葬方法の違いに驚きとワクワク感が止まりませんでした。
それぞれの文化や価値観が埋葬にどのように反映されているのか、この記事をきっかけに私自身の感想も交えてお伝えします。

ガーナ:個性あふれる棺
ガーナの棺のデザインを見たとき、驚きと同時に「こんなに自由でユニークな発想があるのか!」と感心しました。
故人の趣味や職業を表現したビール瓶やパイナップルの形の棺など、人生そのものを讃えるような葬儀スタイルは、日本の厳粛な雰囲気とは正反対で、とても明るくて楽しい印象を受けました。

チベット:鳥葬
自然の一部に還ることを重視した鳥葬は、日本では考えにくい文化です。
山中で鳥に遺体を食べさせるという考え方は、最初は衝撃的でしたが、自然とのつながりを感じさせる哲学的な面もあり、興味深いと感じました。

メキシコ:「陽気な別れ」
メキシコの「死者の日」は、「悲しみ」よりも「感謝」と「お祝い」にフォーカスしている点が印象的です。故人を讃えながら家族が笑顔で集うその文化は、死をどのように捉えるかという視点の違いを教えてくれました。
日本では、死はどちらかというと「別れ」として捉えがちですが、こうした「陽気な別れ」も素敵だと感じました。

アメリカ:未来的な埋葬
水火葬や宇宙葬といった新しい選択肢には、技術の進歩と埋葬への柔軟な考え方が反映されています。
日本では宇宙葬はまだまだ一般的ではありませんが、自分の遺灰が宇宙を漂うという発想はロマンを感じさせます。
こうした未来的なアイデアには心が踊りました。

日本では、ほぼすべての遺体が火葬されます。
それは土地の制約や環境問題、宗教観が背景にあるといわれています。しかし、他国のように故人を讃える自由なスタイルや自然とのつながりを意識した埋葬方法を知ると、日本でももっと多様性が受け入れられる可能性を感じます。

私が住む小浜市では、現在火葬場が老朽化しており、建て替えの場所がなかなか決まらないという課題があります。
しかし、世界の埋葬文化を知った今、埋葬方法そのものが変われば、こうした問題が解決する可能性があるのではと感じました。
例えば、水葬や自然に還るエコ葬、あるいは宇宙葬のような新しい選択肢が広がれば、火葬場の需要が減り、負担を軽減できるかもしれません。

こうした多様性がもたらす未来への希望は、埋葬文化の枠を超え、私たちの死生観や地域の課題解決にもつながっていくのではないでしょうか。
新しい文化や考え方を柔軟に取り入れることで、自分らしい「最期のかたち」を選べる時代が来ることを心から楽しみにしています。

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